長岡市議会 2021-09-13 令和 3年 9月建設委員会−09月13日-01号
それでは、初めに信濃川の洪水処理能力、いわゆる流下能力でありますけれども、これについて幾つかやり取りをしてみたいと思います。河川の流下能力というのは、河道の断面積でどのくらいの洪水が流せるか地点ごとに流量で表したものとされております。
それでは、初めに信濃川の洪水処理能力、いわゆる流下能力でありますけれども、これについて幾つかやり取りをしてみたいと思います。河川の流下能力というのは、河道の断面積でどのくらいの洪水が流せるか地点ごとに流量で表したものとされております。
まず、大河津分水路の河道拡幅事業につきましては、御指摘いただきましたとおり、国土交通省北陸地方整備局により大河津分水路から上流側に位置する信濃川中流部や千曲川を初めとして信濃川水系全体の洪水処理能力を向上させるため、大河津分水路の改修に平成27年度から事業着手しているものでございます。
分水路の河口部の拡幅改修で洪水処理能力が向上しますと、戦後最大規模の洪水と同規模の毎秒9,800トンが流れた場合ですが、1級河川黒川の合流部において水位が1メートル下がるという効果があるというふうに国のほうから聞いているところです。
川幅は分岐点の分水側に設置されている大河津可動堰付近約720メートルで、河口に向かうほどに狭く、180メートルであり、流下能力が不測の事態でもあることから、大河津分水路より上流側に位置する信濃川水系全体の洪水処理能力を向上させるため、最下流に位置する大河津分水路改修は重要。
その中で大河津分水路については、信濃川中流部をはじめ、信濃川全体の洪水処理能力を向上させるため改修を実施すると明記されております。さらに、河口山地部掘削、低水路拡幅、第二床固の改築、堤防質的強化などの整備を効率的に実施しますと具体的な整備メニューも記載されておるところでございます。
洪水処理能力を向上させるため、河口部の山地を削る改修などを効率的に実施するとされています。4月19日付の新潟日報朝刊に鈴木市長のコメントが掲載されておりました。その新聞記事を紹介いたしますと、大河津分水路の地元である鈴木市長は「改修は念願のプロジェクトなので、大いに期待したい。実現まで時間がかかるかもしれないが、一歩前進した」と述べられております。
このたび国から示された骨子を見ますと、先ほども議員からお話があったように、頻発する水害に対応した河川整備、上下流バランスのとれた治水安全度の向上が大きな柱となっており、とりわけ最下流に位置する大河津分水路については中流部をはじめ、水系全体の洪水処理能力を向上させるため、改修を行うと記載されております。
老朽化の著しい可動堰の改築工事、またそれにあわせて分水路の洪水処理能力の不足等に大きな課題があるわけでございます。その改築が合併前の旧長岡市にとっても強い要望であるということに変わりはございません。今後とも改修促進期成同盟会の一員として積極的に国に強く要望してまいりたいと考えているところでございます。
また、建設省は河口部の拡幅計画に当たり、相当この高波対策を検討されたと言われておりますが、河口部における既存施設の除去は、洪水処理能力の点からしても、そのままというわけにはいかないと思います。高水敷は、あのように市民に利用してもらうということで整備されながら、河口部で放置は納得できないとの声もあり、その対策が強く求められております。